コペル
駅からの帰り道、ある単語が出てこなくてもどかしかった。
知ってる星の名前と、銀河鉄道の夜のあらすじを一回りした。スピカ、ピクル、サタン、ザネリ、りんどう、カムパネルラ...
3文字かつ、天体に関係した単語だったと記憶している。
スピカという響きより、もっと包容力があって、優しいうどの大木(たいぼく)?のようなイメージの塊だった。
家に着いてしまった。
あと一息で思いつく、と震えたところで、霧になって消えてしまう。
買った食料品を片付けながら、なお考える。
「…コポル」。
閃いた。限りなく、正解に近いと感じた。
「コペル」?
そうだ、そうだった、と頷きたくなった。とうとう、調べずに思い出せた。
コペル(君)。この単語だ!
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